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ユーザー主導の時代…YouTubeの渦の中で何が起こったのか?スマートフォンの普及、そしてSNSの隆盛……選挙戦を取り巻く環境は、かつてないほど大きく変化しているようです。街頭演説やテレビCMといった従来型のメディア戦略に加え、近年ではSNS、特に動画プラットフォームにおける動向が勝敗を左右する重要な要素であると言われるようになってきました。2024年の兵庫県知事選においても、その傾向は顕著に現れたようです。 例えば計算社会科学が専門の鳥海不二夫教授(東京大学大学院)は、X上で斎藤元彦候補に言及していた投稿を定量的に分析し、膨大な投稿全体の2割が、わずか3つのアカウントを情報源としていた…という結果から、「インフルエンサーの影響が大きかった」と指摘しながらも、 今回の選挙の主戦場はYouTubeだったと考えられますので,今後はYouTubeのデータ分析なども行う必要があるかなと思います 出
皆さんは最近「洋楽」を聴いていますか…? ここ数年、音楽業界では「日本の洋楽離れ」が話題になっているようです。 洋楽離れ止まらぬ日本 K-POP人気、邦楽も台頭https://t.co/IvJHSz5Jkl 日本の2023年ストリーミングランキングの上位100曲に洋楽は1曲も入りませんでした。2月の東京公演が話題となったテイラー・スウィフトさんも、2020年代は20位圏内に入っていません。 — 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) March 4, 2024 確かに、日本のヒットチャートを席巻しているのはほとんどが日本の音楽かもしれません。一見すると日本独自の現象のようにも思えます。ただ、データから世界を見てみると、少しちがった風景が浮かび上がってきます。 実は「洋楽離れ」は、日本だけの現象ではないようです。世界中で、いわゆる「洋楽」のヒット曲、特にアメリカのポップミュー
radikoランキングのデータ可視化からみえるラジオの現在と未来こんにちは、徒然研究室(仮称)です。今回は当研究室のXで大変反響が大きかったデータ可視化についてまとめました。radikoさんが公開している「2023年にradikoで最も聴かれた番組ランキング」からどの年齢層・性別がどのような番組を好んで聴いていたのか視覚化し、その結果から見えてきたトレンドや、radikoというメディアが生み出しつつある興味深い現象について考えみたいと思います。 男性はオールナイトニッポン+野球・競馬まずは男性リスナーの傾向を見てみましょう。 全体的にオードリーさんをはじめ「オールナイトニッポン」が広範な年齢層で上位にランクインしており、特に20代から30代にかけての支持が高いことがわかります。一方で、50代になると一つもランクインしていないのが特徴的です。このあたりの年齢層で、現代のラジオに求めるものが変
「日本以外の世界で聴かれる日本の楽曲」第8位は、10年前にリリースされたボカロ曲だった――。椎名もたさん「少女A」がグローバルヒットしてゆくプロセスをデータから紐解いていくと、2015年に他界している椎名もたさんの動画コメント欄に「Happy birthday!!」と書き残していく礼拝的行動の拡大や、海外ボカロファン層とライト層の連鎖的なユーザー創作動画投稿の増加がみえてきました。摩訶不思議な情報の海です。一万字超ありますので目次をご活用ください🙏 世界でヒットしている日本の楽曲で8位と判明昨年の9月14日に、Billboard JAPANさんから発表された世界でヒットしている日本の楽曲チャートを、楽曲軸×国軸でヒートマップ風に可視化してXに投稿したのですが、改めてボカロPの経験のある作曲者による楽曲が少なくないことに興味をおぼえました。 ボカロPの経験のある作曲者による楽曲にハイライト
「ひき肉です!」って聞いたことありますか?2023年の流行語大賞候補にもなっています。様々な人がこのフレーズに取り憑かれたかのように、「ひき肉です!」を連呼する楽曲に合わせて踊っている動画を投稿しています。この記事ではソーシャルメディアのデータを分析しながら、「ひき肉です!」がどうように生まれ、連歌や変奏曲のようなユーザー間リレーから変異体が生まれていったのかを探ってみます。一見特別な意味がないような言葉に新たな意味が付与され、連鎖的なユーザーの共作によって育てられ、社会に広がっていくプロセスは非常に興味深いものでした。 TikTokやYouTube、Instgagraをよく使われる方なら、下記のような動画を一度はみかけたことがあるかもしれません。 これはJ-POPの人気アーティストの一人であるanoさんが、楽曲にのせて踊っている動画です。2023年8月29日に投稿されたもので、11月11
こんにちは、徒然研究室(仮称)です。行動制限が緩和され人の動きも活発になってきました。アニメーメーション作品や映画、宗教施設など、特定の場所を訪れる行為「聖地巡礼」も行いやすくなっているかもしれません。 これらの「聖地」が一体どこにあって、どれくらい人が訪れているのか…?その実態を探りたくなり、当研究室では2022年10月1日から2023年6月11日までの8ヶ月間にわたってTwitter上の「聖地巡礼」ツイートをPythonで収集、分析し、その結果を地図上に可視化しました。 この分析が可能になるためには、ツイートが位置情報つきで投稿されている必要があるため、そんなに集まらないかな…と思っていたのですが、プログラムを走らせてみたところ、6,188件ものツイートを集めることができました。ありがたや…! その中で一番多くの「聖地巡礼」ツイートが見られたのは、東京都の世田谷区でした。住宅街というイ
赤坂アカさん原作、横槍メンゴさん作画の漫画のアニメーション化作品『推しの子』のオープニング主題歌『アイドル』が、配信開始数日で再生/視聴回数を伸ばし、各種記録を更新しつつあるようです。 #YOASOBIアイドル MV1,500万回再生💥 そして全世界でのサブスク再生回数が1,000万回を突破しました💥 アニメ【 #推しの子 】と一緒に、世界中からたくさんの愛を受け取っています。本当にありがとうございます。 アニメ次回は明後日23時から!1話の視聴はお済みですか?😈https://t.co/bR5sMb4jgh pic.twitter.com/CrK7vxdoST — YOASOBI (@YOASOBI_staff) April 17, 2023 このときは「ファンダム」という観点から非常に興味深い現象が観察されたのですが、今回はどうでしょうか? そこでYouTubeでの同曲MV公開日
YouTubeは日本で最もメジャーな音楽メディア今年の2月9日に、Spotifyの一年分のチャートデータを元に、世界各国のヒットチャート流動性を分析しました。 #Spotify の「Weekly Top 200」に登場する楽曲は一年間で何曲にのぼるのでしょうか...? 国別に総数を計算して比較してみました。 日本は... 下から3番目、つまり世界で3番目にチャートの流動性が低い地域、ということになります。 逆に曲数が多い≒流動性が高いのは→ pic.twitter.com/A9MhKNEHOF — 徒然研究室✍🏻(仮称) (@tsurezure_lab) February 8, 2023 Spotifyデータからみるかぎり、日本のヒットチャートの流動性は72ヶ国中、下から3番目に低かったのですが、それはあくまで「日本のSpotifyユーザーのリスニング行動が示す傾向」です。 日本レコード
Spotifyデータから「世界のヒットチャート類似度」を可視化してみる...日本は最も他国と似ていない国? 日本に住む私達が普段よく聴いている音楽というのは、どれくらい他国と似ているのでしょうか? そこでSpotifyが公開している世界72ヶ国のWeekly Top 200チャートのデータを使って「72ヶ国の国同士のヒットチャート類似度」の分析を行ってみました。 日本のチャートは世界で最も他国と似ていない分析には2022年全週分のデータを使い、楽曲の重複度合いだけでなく「順位」の要素も加味して計算し、ヒートマップとして視覚化してみました。 国名は、他国との順位相関係数合計の降順にソートしており、色が濃赤に近いほど似ていて、青に近いほど似ていないということになります。 日本は... 一番下に現れます。 つまり日本のヒットチャートは「世界で最も他国と似ていない」ということになります。 そしてち
徒然なるままに、オープンなデータとプログラミングで社会と人間の不思議を可視化する仮想研究室です。あやしうこそものぐるほしけれ... 社会学/データエスノグラフィー/Python/R/D3.js/国際唎酒師 & SAKE DIPLOMA 内容は個人の見解です。
#藤井風 さん #死ぬのがいいわ #ShinunogaEWa の #Spotify インドでの11月6日の順位は「74位」でした。 再生回数と共 に自己最高となっていますね。インドは過去に #BTS さんが一位を獲っている市場でもあるので instagramでのやりとりも追い風になったのでしょうか。がんばれ〜 #FujiiKaze pic.twitter.com/EvP11fhuBP — 徒然研究室✍🏻 (@tsurezure_lab) November 7, 2022 インドと日本のチャートは大きく異なる念の為に当研究室でも、SpotifyのインドにおけるデイリーチャートTop 200の全時系列データを取得し、過去のチャートイン楽曲を調べてみましたが、J-POPやJ-ROCKは見当たりませんでした。 そもそも両国の過去チャートの登場した楽曲の中で共有して出現するのは、総楽曲数8,104
2022年の紅白歌合戦については既に視聴率を元にした論評がたくさん出ていると思いますが、当研究室ではデジタル空間上でアクセス可能な様々なオープンデータとプログラミング言語Pythonを使って、その影響を分析してみたいと思います。その結果、世帯視聴率のみから論ずるのとはまた異なった紅白像がみえてきました。 実は過去最高のツイート数今回の紅白のテーマは「LOVE & PEACE -みんなでシェア!-」でした。この時点で紅白が、主にSNSを通じて番組が多数シェアされることを目指し、そのための企画を準備してることが推察できますね。ロゴもTwitterやInstagramでの「いいね」ボタンのアイコンを想起させるものでした。 「第73回NHK紅白歌合戦」 出場歌手発表は 今日・11月16日(水)17:00頃を予定 今年の紅白のテーマは 「LOVE & PEACE -みんなでシェア!-」 そこで今年は
カラオケに行くとOfficial髭男dismさんやKing Gnuさんの曲を歌おうとして途中で諦めている御人をよく見かけます。難しいですもんね でも同じ難しい曲と言っても、かつての難しさは、主にキーの高さを要因としていたように思えます。 一方、近年の楽曲の難しさは単純に「キーの高い曲」というわけではないように思えます。 キーの高さはもちろん、テンポの速さやメロディの上下の激しさ、急激な転調、舌を噛みそうな歌詞の音の密度… その中でもまずは単純に、テンポが速い曲が多くなっているのではないでしょうか? そこでSpotifyデータを用いて、「昭和歌謡」と「ボーカロイドの楽曲」のテンポの比較を視覚化してみました。 すると予想以上に両者のテンポの速さに違いがあって驚きました。 昭和歌謡のBPM中央値は124.7。例えば桑名正博さんの「セクシャルバイオレットNO.1」がこのくらいです。
こんにちは、徒然研究所[仮称]です。 鈴木雅之さんの新曲「鈴木雅之 feat. すぅ - GIRI GIRI」のTHE FIRST TAKEでの動画がとても良いのですが、何気なくコメント欄を眺めていたらジワジワとびっくりしました。 そこには多種多様な外国語で、熱烈なメッセージが多数書き込まれているのです。 シティポップの世界的なブーム以降、山下達郎さんや松原みきさんの動画コメント欄に海外からの書き込みが多いことは周知のことと思いますが、鈴木雅之さんまで…しかもこの動画、この時点で公開されてから7日間しか経っていないのです。 そこでPythonでYoutube動画のコメント欄を全件取得した上で、その言語が何語かを判定したデータを作り、視覚化してみました。 比較のために、他の二つの動画も分析しています ひとつは、2018年にユーザーによってUPされている、 「恋人」 2,733,338 回視聴
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