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僕たちは虫を味わうためのシンタックスが足りない : 気がつけば大伽藍
(店内) 2018年12月末日、またタイ・バンコク郊外の高級昆虫料理店”Insects in the backyard”に来ていた... (店内) 2018年12月末日、またタイ・バンコク郊外の高級昆虫料理店”Insects in the backyard”に来ていた。 シルクワームのジェノベーゼは僕の価値観を完全に変えて、再訪するモチベーションまで与えてくれた。9月に評した通り、やはりここは「勝ち切る料理」を出してくれる。友人ら2人と話して確信したことがある。虫って料理としてのシンタックスが違うな、と。 虫の虫らしさを活かした料理はうまい。 では「虫らしさ」とはなんだろうか。食感?見た目?風味? どれも間違ってはいないが本質的ではない。それらは「虫らしさ」を捉えるための翻訳ツールであってそのものではない。 この答えを出すために、僕たちは2つの問題と向き合わなければならない。 ・(言語の)語彙 ・(料理の)シンタックス である。 語彙について (中に小さなコオロギが混ぜ、食感に遊びを入れたアイスクリーム。我々が味だの見た目だ
2019/01/23 リンク