よくもこんな気違いレコードを！ 戦中の対談「敵米鬼音楽の正体」を読む : 戦争と音楽（軍歌情報ブログ）

12月21 よくもこんな気違いレコードを！ 戦中の対談「敵米鬼音楽の正体」を読む カテゴリ:軍歌の本日本の軍歌 戦中の音楽雑誌『音楽知識』（1944年11月号）に、「敵米鬼音楽の正体」という、題名からしてかなりキテいる対談記事が載っています。 この時期の音楽雑誌を読んでいくと、年と共に紙質が下がり、分量が減り、反対に軍歌が増え、過激な文句が躍るというどうしようもない状態で、敗戦必至な感じが伝わってきて切ないのですが、この対談はその極北でしょう。小見出しも、「ジャズは気違ひ音楽だ」「謀略に踊るジャズ」「刹那的な享楽を貪る」「ジャズは邪図だ」など、完全に電波を受信してしまった状態に。 対談の最後には、「アメリカの征服的な慾望から、いはゆるニグロの音楽を採り入れて、それをユダヤの世界支配の道具に使つたわけだ。」などと叫んでいるので、陰謀史観というか被害妄想というか、病的な状態にさえ陥っていま

[bt-shouichi]

丸山眞男の兄・鉄雄が展開する、ジャズ陰謀論。彼については苅部先生の本でちらっと出てきたのしか知らなかった／丸山の兄貴また陰謀論いいに来た　でも言えない　丸山には言えやしない　悲しくなるだけだから

[haruhiwai18]

"（1944年）。""「よくもこんな気違いレコードを！」的な雰囲気が蔓延っていたのでした。丸山真男はこの兄の暴走をどう見ていたのでしょうか"　→筋金入りのジャズ嫌いやったんやなｗ／鉄雄http://urx2.nu/gTUh

[norton3rd]

ぐぐったらクレージーキャｯツのハナ肇は和田肇に対するリスペクトから自らの芸名をつけたそうな

[hisamichi]

>陰謀論を披露しているのは、当時日本放送協会の音楽部副部長だった丸山鉄雄。そう、あの政治学者、丸山真男の兄

[kojitaken]

"「アメリカの征服的な慾望から、いはゆるニグロの音楽を採り入れて、それをユダヤの世界支配の道具に使つたわけだ。」" ← 1944年にNHK音楽副部長・丸山鉄雄（丸山眞男の兄）が発した妄言。まるで「小沢信者」の先駆者

[y_r]

ち ょ っ と ま て > "「アメリカの征服的な慾望から、いはゆるニグロの音楽を採り入れて、それをユダヤの世界支配の道具に使つたわけだ。」"

[enemyoffreedom]

この手の陰謀論は今も昔も大差ないなぁ

[flagburner]

「日本の国民自体もジャズを通じてユダヤの手に踊らされてゐたわけだ。その背後には彼等が日本を思想的に破壊しようといふ遠大なる計画もあつたかも知れない」→な、なんだってー（AA略）

[perucho]

邪図