ルビを付けよう:「山上少将」を何と読む - livedoor Blog（ブログ）

「二十一年一月以来､残務整理中の陸軍省改め第一復員省では､自主的調査と称して､山上宗治法務少将が二度出張してきた｡」 （大岡昇平『ながい旅』角川文庫2008年四版9頁） ※「山上宗治」、この姓名を何と読むのか｡ 姓は､「やまがみ」「やまうえ」「やまのうえ」、名は､「そうじ」「むねはる」とそれぞれに複数の読み方の可能性があるのに､平気でルビなしにしている｡シ〜ンジラレナ〜イ。

[hituzinosanpo]

人名・地名の固有名詞を漢字表記するさいには、かならず よみをそえるべし。その根拠は、『ことば／権力／差別』収録の「漢字という障害」に かきました。

[maroon_lance]

軍人のHPやってる身としてはドキッとした。でも名前って難しいんだよね。

[simsons]

ルビのありなし

[Chaborin]

答えも分裂：「やまがみむねはる」http://purunus.main.jp/dnum/3601　「やまがみそうじ」http://www1.harenet.ne.jp/~wawa/kurashiki/kurasikijinbutu.doc

[uruya]

読書作法的に言えば、答えは「どう読んでもよい」だと思われる。「ルビをつけよう運動」の意図はなんとなくわかるが、小説の読み方とその意図はあまりリンクしない。

[lsty]

Googleで調べると(むねはる)と(そうじ)両方の読みが出てきた。これまた厄介。しかし本人からすれば「少将(当時)」と書かれていないことに腹が立つんじゃなかろうか？

[mojiura]

固有名詞にルビがないとお手上げな件。「シ～ンジラレナ～イ」という気持ちもわかるが、一方で、声に出さないつもりなら正確な読みがわからなくても読破できる、という実用上の視点もあり、微妙なバランスだと思う。