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糖鎖を介したウィルスと宿主の相互作用 : 糖鎖ブログ
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糖鎖を介したウィルスと宿主の相互作用 : 糖鎖ブログ
ウィルス感染と糖鎖は密接に関連していますが、糖鎖を介したウィルスと宿主の相互作用は大きく分けて2... ウィルス感染と糖鎖は密接に関連していますが、糖鎖を介したウィルスと宿主の相互作用は大きく分けて2つのタイプがあります。 1つはウィルスのレクチン(糖鎖を認識するタンパク質)が宿主の糖鎖を認識するタイプで、もう1つは宿主のレクチンがウィルスの糖鎖を認識するタイプです。 前者の代表的な例としては、インフルエンザウィルスが宿主細胞表面の糖鎖端末のN-アセチルノイラミン酸(シアル酸)に結合する場合や冬期における食中毒の主要病原体のノロウィルスと宿主の組織・血液型抗原に結合する場合などで多くの例があります。 後者の代表的な例としては、宿主の高マンノース型糖鎖(N結合型糖鎖の1つ)に特異性を示すC-typeレクチンの多くが、エンベロープウィルス(カプシドの外側に外衣をもつウィルス)の高マンノース型糖鎖を介して多くのウィルスと結合する場合です。 理由は明確にはなっていませんが、ウィルスの分類系統に係わら