【プロ野球】斎藤佑樹、前半戦のターニングポイントになった“あの１球”｜集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

[2011年07月20日(水)] 【プロ野球】斎藤佑樹、前半戦のターニングポイントになった“あの１球” 石田雄太●文 text by Ishida Yuta 益田佑一●写真 photo by Masuda Yuichi イメージを作り過ぎたのかもしれない。 もしも、斎藤佑樹が前半戦のピッチングの中で唯一、悔いを残しているのだとすれば、それは“あの１球”だったのではないか。 ６月29日の札幌ドーム。 左わき腹の故障が癒え、この日、52日ぶりの先発マウンドに立った斎藤は、ロッテを相手に立ち上がりから快調にゼロを並べた。４回までに許したヒットはわずか１本。ボールがアウトローに集まり、ストレートにも威圧感があった。斎藤自身も「投げる瞬間に押し込めている感じがあった」と振り返るほど、ボールにも身体にもキレが感じられた。 そして、０－０で迎えた５回表。斎藤は、先頭の福浦和也にアウトローのフォー