恐怖のシンクロニシティ - 内田樹の研究室

鈴木晶先生が年末にたいへん興味深いことを書かれていた。 ゲームとルールをめぐる考察である。 http://www.shosbar.com/ 少し長いけれど、引用させていただくことにする。ある小説に出てくる「I Pass the Scissors」（はさみを渡す）というゲームの話である。 ハサミを使う。数人が輪になってすわり、ハサミを次々に隣の人にわたす、というだけのゲームである。ハサミを受け取った人は、ハサミを開いて、あるいは閉じて、次の人に渡す。そのときに「私はハサミを開いて渡す（これを「クロス」と呼ぶ。ハサミを開くと、十字架の形になるからだ）」あるいは「閉じて渡す」と宣言する。問題は、その「開いて」と「閉じて」は、ハサミが開いているか閉じているかとは関係がないということだ。初心者はルールを知らないから、ハサミを開いて隣りに渡し、「私はハサミを開いて渡す」と宣言し、まわりから「まちがい！

[kornpritz]

ちょっと気になる

[yamakagashi]

空気

[neumann]

本来、場の空気を読むというのは非常に重要なことである。だが、その「空気」の中身がひじょうに下らないものだとしたら？下らない中身によって、たんに侵入者を排除しようとしているだけだとしたら？

[kohedonian]

「KY」などという言葉を使ってへらへらと笑っている奴は潜在的ないじめの加害者だと思っている。/『「空気」という言葉で表現される「仲間意識」そのものが持つ脆弱性への批評がすっぽりと欠落』

[kusugaoka]

ルールを知らせないゲームで共同体から侵入者を排除する／自分がKYの同類でないことを証明するために、彼・彼女ら はますます仲間内の背後から石を投げる

[tinsep19]

ＫＹが「空気を読む」とか「空気を読め」という意味ではなく、「空気が読めない」という否定形の略だということに、いやな気がした。本来、この表 現は「空気を読め」という「心得」であろう。

[goito-mineral]

町山氏が言及する唐沢俊一が、かつて「裏モノ会議室」などで勝手なルールの共有を強要し、そこから外れた（一般的にはむしろ理がある）相手を「シャレが分からない」と排除したことについて、内田氏の見解をききたい

[PoohKid]

KYとは：「王様はハダカだ！」と言う少年のこと、という話

[yam1226]

空気が読めないのは困るが、ちゃんと空気を読み取ったうえで、あえてその空気に亀裂を入れることも、時として必要になる。

[yamikuro1226]

空気が読めないのは困るが、ちゃんと空気を読み取ったうえで、あえてその空気に亀裂を入れることも、時として必要になる。

[endo_5501]

そういった悪意あるゲームから逃れる方法としては、「あなたたちのルールは意味がわからないから、hogehogeなルールとします！」と宣言することだろうか。え？まさしくKY？

[hasenka]

これもあれだ。「ペルセポリス」を思い出す。

[shinbay]

KYをめぐる考察