「あの、ちょっと」な本について - 内田樹の研究室

大学に来てメールボックスをチェックするとき、いちばん頭が痛いのが、「献本」である。 自分もずいぶんたくさんの人に本を送りつけているので、人のことは言えないのだが、それは友人知人宛てであって、見知らぬ人に送るということはしない。 もちろん、編集者が独自の判断で送るということはある。各紙の書評担当者に送るとか、あるいは一読して激怒、私に筆誅を加えそうな書き手にも送ることがある（そうすれば書名が繰り返しメディア上で言及され、高いパブリシティ効果が期待できるからである。「これほど悪口を言われる本なら読んでみたい」というふうに考える読者は決して少なくないのである）。 私だって友人知人から送られてくる本はうれしく頂戴する。 困るのは知らない人から送られる自費出版本である。 私も自費出版で何冊も本を出したことがあるから、市場のニーズとは違うレベルで、それぞれに深い思いと個人的必然性があって本を出された事

[NOV1975]

途中から「あの、ちょっと」な話になってないかこれ？ｗｗｗ

[gotouma]

内田樹の研究室 - 「あの、ちょっと」な本について

[fish7]

マスゲームが極地

[wakabaroom]

“これらの断片的事実から推論される結論は意外なことに「公共性と身体性は相関する」ということである”

[genbara-k]

橋本治氏の『ちゃんと話すための敬語の本』にも通じそうな内容／ここで言う、回路の順調な機能てのも、生身の人間同士のやりとりなんだ、ての意識してこそ可能なもんですしな／悪文じゃあ、いいウケはとれないのです

[namisk]

自分の思考・指向を客観的にとらえられない人ほど、体が固くて動作の模倣も下手という話。思考と身体性。

[heis101]

「「私の言葉ははたして他者に届くだろうか？」というcommunicationの存立についての配慮よりも、「私の言葉は正しい」という真理性の挙証の方を優先させるタイプの人の書くものは「あの、ちょっと」本になりやすい」

[takahiro_kihara]

そんな本は、ブックオフとかに売払って研究費の足しにしては？

[n_pikarin7]

そんなめんどくさい本にとりあえず目を通してるのが偉いわ。

[toaruR]

『彼らは例外なしに身体が硬い』……あの、ちょっと

[p260-2001fp]

『コミュニケーションの回路を行き交う「コンテンツ」の意義や真理性よりも、コミュニケーションの「回路そのもの」が順調に機能しているかどうか』そして最後の一言。

[hiramee]

「匿名性が保証されている場所ほど、人は攻撃的、秩序紊乱的であることを自分に許す。」

[ustar]

身体が固くてすみません

[chnpk]

ザ・オブラート

[ueshin]

アブナイ人はどこでふるい落とされてゆくかという話？　言葉が他者に届くかということより、私の言葉は正しいと思い込む人。

[tamamusi]

「意思疎通の存立についての配慮よりも、真理性の挙証の方を優先させるタイプの人の書くものは「あの、ちょっと」な本になり易い」。これは泣かせる。本だけではないよね？茂木君が昨日怒ったのも分るな。ども。