無垢の言語とは - 内田樹の研究室

クリエイティヴ・ライティングでバルトの「ランガージュ論」についてお話しする。 この授業、ほんとうは少人数で、毎回課題を出して書いてもらい、それをみんなで分析するというインタラクティブなかたちで進めたかったのだが、履修希望者が多すぎて、９０人に受講者を絞って講義形式でやっている。 90人分の書きものを読んで、それぞれに適切に書き方の指導することは、いまの私にはできない（高橋源一郎さんならできるかもしれないけど）。 でも、講義形式では講義ならではの緊張感がある。 それは「つまらない話をすると学生さんたちは寝ちゃう」ということである。 どういうトピック、どういう語り口のときに学生たちはばたばたと机につっぷし、何を話しているときに眼がきらりと光って（ほんとに光るのである）一斉にペンを動かしてノートを取り始めるか、それを教壇で私は身体的に確認することができる。 彼女たちは「いま生成した言葉」に鋭く反

[stranger2ex]

「生成しつつある言葉」を語ることはどうすれば可能かという古典的主題をめぐって半期の講義を展開している

[NakedSingularity]

日本の大学の仏文にヤな奴が多かった理由がすごくよくわかった。

[dohenkutsu]

"言語活動におけるクリエイティヴィティとは（…）自分がいま現に語りつつある言語の「鮮度のなさ」、その定型性、その被制性についての「病識」のことではないか"

[tamamusi]

うんうん。言われて見れば、意図的に「仄めかし」て態と分り難くしてるのと、無意識に箔を付けてるのと、二通りいますね。こう言うのを初めて聞くと新鮮だ。

[jiangmin-alt]

"できあいのストックフレーズが続くと、どれほどロジカルに整合的であっても、どれほど内容的に面白い話であっても、微妙な「眠気」をもたらす"

[ma2]

文体論。

[simpleplay]

言葉について。”ランガージュの「地域性」にからめとられないようにしないとね・・・と自戒したのである。”自分の言葉は、周りの言葉に侵食されている。それを覚えておこう。

[teni-totte]

言葉について。”ランガージュの「地域性」にからめとられないようにしないとね・・・と自戒したのである。”自分の言葉は、周りの言葉に侵食されている。それを覚えておこう。