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勇気について - 内田樹の研究室
先日若い人たちと話すことがあった。若いと言っても私より30歳くらい下だから中堅どころである。「今... 先日若い人たちと話すことがあった。若いと言っても私より30歳くらい下だから中堅どころである。「今の日本人に一番足りないものは何でしょう」と訊かれた。少し考えて「勇気じゃないかな」と答えた。言ってから、たしかに私が子どもの頃にマンガや小説を通じて繰り返し「少年は勇気を持つべし」と刷り込まれてきたことを思い出した。『少年探偵団の歌』だって、「ぼくらは少年探偵団 勇気りんりん るりの色」から始まる。1950年代の少年に求められた資質はまず勇気だった。 勇気というのは孤立を恐れないということだと思う。自分が「正しい」と思ったことは、周りが「違う」と言っても譲らない。自分が「やるべき」だと思ったことは、周りが「やめろ」と言っても止めない。 戦中派の大人たちが私たち戦後生まれの子どもたちに向かって「まず勇気を持て」と教えたのは、彼ら自身の「自分には勇気が足りなかった」という深い慙愧の念があったからでは