経済フォーカス：労働市場を改善するには。

(The Economist Vol 379, No. 8475 (2006/6/17), "Economic Focus: Intricate Workings," p. 86) 山形浩生訳 (hiyori13@alum.mit.edu) 失業を改善するには、各種政策を慎重に混ぜ合わせねばならない。 OECD の新しい雇用戦略 12 年前に、OECD は『雇用戦略』 (Jobs Strategy) を発表した。これは政府（おもにヨーロッパの）が、高止まりしている失業率を減らすのに使えそうな提言を一覧にしたものだ。それはごく短いものだった。ポイントは10点、そして 200 語以下だった。今週、OECD はこの戦略を「述べ直した」が、長さは 6 倍、提言ポイントは20点、そしてそれが4つの「原則」のもとに置かれるようになった。追加の文言は、一部はただのお飾りだ。が、一覧が長くなった理由の一部

[takasumasakazu]

まず何よりも製品市場の規制が効いてきて、これが強ければ何やってもダメ

[y_r]

関連

[tradorok]

失業率を低くするのであれば、製品市場の規制が強すぎないことが大前提。労働者保護（解雇規制）や失業手当を充実させるのであれば、失業者に職探しをさせるような制度にも力を入れなければならない。

[Schuld]

The Economist Vol 379, No. 8475 (2006/6/17), "Economic Focus: Intricate Workings," p. 86

[walwal]

失業率を改善する方法としては(経済が活発であることは当然として)手当を少なくしてほっとくか、手当を厚くするかわりに政府が失業者の尻をひっぱたく方法があるよという話。日本は前者かな?

[fujikumo]

<失業手当を増やすんなら、そいつらに仕事を見つけさせる…プログラムにも金をつけるべき。…経済全体の活性を考えるべき。製品市場が規制されすぎていたら、企業は身動きがとれずに人も雇えない>