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Fisherman’s Memoir 第2章 #9 - Fisherman’s Memoir
生還 新栄丸に助け上げられてからのしばらくの間、ほとんど記憶がない。 覚えているのは「生きてるだけ... 生還 新栄丸に助け上げられてからのしばらくの間、ほとんど記憶がない。 覚えているのは「生きてるだけで、丸儲け」と思ったこと。 少し意識を失っていたような気もする。 とにかく寒かった。 唇がガタガタ震え身体には全く力が入らない。 体が硬直して、関節を曲げることができない。 喋ることもままならなかった。 新栄丸の船員が僕の身体を毛布で覆ってくれて その上から僕の身体を暖めようと、さすってくれていた。 「ありがとう」と言おうとしたが、口がまわらず 「は ひ は ほ う」と言ったは覚えている。 その「はひはほう」が自分でおかしくて、笑ってしまった時に 「ああ、助かったんだ」と実感した。 「大丈夫か!?しっかりしろ!!」と、新栄丸の船員が声をかけてくれている。 その船員の手の暖かさが、毛布越しに伝わってきた。 震えが少し収まると、急激な喉の渇きを覚えた。 「み・・・ず・・・」と震えながら伝えると、そ
2011/11/09 リンク