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「大量死理論」批判のための抜き書きとメモ(その2) - 移転跡地
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「大量死理論」批判のための抜き書きとメモ(その2) - 移転跡地
横溝正史の『本陣殺人事件』は、戦後本格ミステリーの出発点であり、横溝としても、それまでとは一線を... 横溝正史の『本陣殺人事件』は、戦後本格ミステリーの出発点であり、横溝としても、それまでとは一線を画した会心の一作であったという評価。 例示すれば、『真珠郎』は別の意味では非常に面白いのであるが、論理の部分に甚だ物足りないものがあり、この人はこういう風にしかかけない作家かも知れぬと考えていたわけである。ところが、戦争が横溝君の嗜好を一変せしめたのか、終戦以来彼は本格ものばかりを書くと宣言し、その最初の見本として『本陣』を完成した。そして、これこそは『トレント』『矢の家』『赤屋敷』などと同じ性格を持つ純粋の推理長編小説であった。(「本陣殺人事件を評す」『江戸川乱歩全集 第17巻』) 笠井潔は、ヴァン・ダインやクリスティがそうであったように、横溝正史が世界大戦の無辜の死に直面したことで、人間をモノとして扱い、パズルのピースとして使う視点を得たと考える。 社会学的な外面性に依拠するなら、戦後の横溝