『嘆きのピエタ』 私の特技は肉を……削ぎ落とすことです - 1953ColdSummer

嘆きのピエタ 피에타／Pietà／PIETA 2013／韓国／R15+ 監督：キム・ギドク 出演：チョ・ミンス／イ・ジョンジン／他 絞められた鶏をつるっと、鰻の首の辺りをドバっと、仕舞いには人間の臀部の肉をブチッと、まあ色々、お食事時には言い兼ねるような処理を施す描写がある映画なのだけども、お食事時というか、通念上ちょっと筆舌に尽くし難い、いや別に尽くせぬ事はないのだが、尽くしてしまうとワガの人格が誤解されてしまうような肉描写が最後にあって、おまけにそれが詩情・余韻に深く通じているものだから、本作の外示の総和たるや日本銀行券1800円、あっサービスデイだったから1000円か。それにパンフレット代を足しても1700円。はは、これを軽く超えていると思う。別に外示を買いに映画館に行っているわけではないのだけど、外示を受けなきゃ受けないで「もしかしたら自分はにんげんとして、ひととして重大な障害を

[mokkei1978]

"最後の肉描写に加え、暴かれたる真相があまりに精神を抉り込んでくるという二重構えが為、しばらく立ち上がれなんだよ。"