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恋の感覚は第七感「第七官界彷徨」
読むとヘンな気になる乙女小説。読むと気がヘンになる、ではない。 よほど遠い過去のこと、 秋から冬に... 読むとヘンな気になる乙女小説。読むと気がヘンになる、ではない。 よほど遠い過去のこと、 秋から冬にかけての短い期間を、 私は、変な家庭の一員としてすごした。 そしてそのあいだに私はひとつの恋をしたようである。 オープニングはこんな感じ(改行はわたし、句点上手いと思う)。男三人の生活に参加する少女のろうばいっぷりや、逆に彼女の感情をもてあます男衆の困惑が、ときにユーモラスに、ときには憂哀たっぷりに描かれる。人物&小道具の配列や、会話・表現上の韻のイフェクト、人称のゆらぎが、読みという行為に一定のリズムを与え、物語を追うというよりもむしろ、彼女の感覚を通じた体験になる。 尾崎翠は主人公・町子の一人称で描きたかったようだが、いかんせん田舎からポッと出てきた小娘の観察や会話で詳らかになるはずもない。そのため、独白や告白や手記の形で登場人物が内心を吐露する。そう、この一家は全員、各々の恋に苦しんでお
2010/03/18 リンク