「ゲーム」に参加しないことの意味 (Dead Letter Blog)

このEntryを御覧になる方は是非、以下もあわせて読んで頂きたい。 「被害者の人権」は普遍的か？ 今朝のみのもんたの番組での下村健一のレポートのテーマは「被害者参加制度」だった。市井の人間が参加することになる裁判員制度が始まろうとする中で、さらに被害者遺族が当事者として加わるということの意味について問題提起するものだった。果たしてそこには某市で起きた母子殺害事件で有名になった被害者遺族のコメントが寄せられていた。その彼いわく「被害者が裁判に参加するのは当然」・「そもそも被害者を理解せずに刑を科すことなど出来る訳がない」。 彼は「裁判への被害者参加」が被害者にとって待ち望まれたものであって、被害者の癒しに繋がるものであることを露ほども疑っていないように見える。だが本当にそうだろうか？というわけでここでは、彼の理想とするような司法制度がどのような帰結を齎しうるのかを考えてみたい（従って実際の「

[hisamichi]

被害者家族　裁判　ロールプレイング　「共感争奪戦」

[y_r]

"裁判に被害者感情を反映させろ"というのは空気獲得競争になる

[Midas]

当然のことを声高に主張する者だけが増長する。イデオロギーでなくドグマ。今世紀はキッチュ（芸術の価値体系における悪 ）という宗教の支配する原理主義の時代。キッチュは物質文明というファシズムにおける救い

[maangie]

「「共感争奪戦」のプレイヤーとしてエントリーした被害者遺族に悲しんでいる暇などない。「敵」に重い刑を科す＝勝利の為に常に戦わなくてはならない」。みのもんた。下村健一。被害者参加制度。

[dosequis]

-被害者遺族には世間・人民の審判などに曝されない権利がある

[chanbara]

「被害者遺族が世間の共感を呼び寄せることが出来るかは彼らがいかに空気を読み、そして出過ぎた真似をしないように振舞うかだけでなく、被告人がどのようなキャラクターとされるかにも依存する」

[blackseptember]

想像してごらん。フロムダみたいなマーケティング至上主義者が司法でも幅を利かせる世界を（ジョン・レノンの声で）

[chiaki25]

「共感争奪戦」の事例がいくつか積みあがれば、被害者やその遺族が参加するインセンティブはなくなるのではないかと思う。

[cham_a]

「世間は被害者に冷たいこと、完全無欠の被害者が存在しないこと」前から思ってたんだよな。マーケティング的指導が必要なのは寄付の宣伝などではなく被害者・遺族ではないかと／世間様にああやって判定される訳だし

[rna]

「「共感争奪戦」のプレイヤーとしてエントリーした被害者遺族…これはある意味で非常に苛酷であると言える」

[namawakari]

被害者には過酷なゼロサムゲームに耐えることを求められる。そして、それに耐えうる被害者がどれだけいるだろうか。