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グレゴワール・シャマユー『統治不能社会』@【書方箋 この本、効キマス】 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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グレゴワール・シャマユー『統治不能社会』@【書方箋 この本、効キマス】 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
『労働新聞』に月イチで連載している書評コラムですが、今年からまたタイトルが変わり、「書方箋 この... 『労働新聞』に月イチで連載している書評コラムですが、今年からまたタイトルが変わり、「書方箋 この本、効キマス」となりました。 その第1回目に私が取り上げたのは、グレゴワール・シャマユー『統治不能社会』(明石書店 )です。 https://www.rodo.co.jp/column/143561/ 半世紀前の1975年に、日米欧三極委員会は『民主主義の統治能力』(サイマル出版会)という報告書を刊行した。ガバナビリティとは統治のしやすさ、裏返せばしにくさ(アンガバナビリティ)が問題だった。何しろ、企業の中では労働者たちがまるでいうことを聞かないし、企業の外からは環境や人権問題の市民運動家たちがこれでもかと責め立ててくる。本書はその前後の70年代に、欧米とりわけアメリカのネオリベラルなイデオローグと企業経営者たちが、どういう手練手管を駆使してこれら攻撃に反撃していったかを、膨大な資料―それもノー