[書評]中国に夢を紡いだ日々 さらば「日中友好」（長島陽子）: 極東ブログ

書名に惹かれて偶然選んだ本だったが、「中国に夢を紡いだ日々 さらば「日中友好」（長島陽子）」（参照）は面白かったが、これを面白いと読める世代は、もしかすると昭和32（1957）年生まれの私が最後の世代かもしれない。いや、これをきちんと読み通せるのは、むしろ私より年長の団塊世代のほうが少ないのかもしれないとも思った。戦後の日本を冷静に見渡せるのはむしろ、ポスト団塊世代だろう。 私は、こういう本が読みたいと思っていたし、著者の長島氏のような、戦後日本の中国熱を相対化して見ることができる人が、団塊世代の上にかならずいることも知っている。ここにまた一人いたのだと本書を読み終えて奇妙な感動を覚えた。 長島陽子氏は、本書には1929年の生まれとある。昭和4年である。あとがきを読むと、昨年の9月に傘寿を迎えたとある。現在80歳であろうか。高齢であるが、改めて1929年の生まれを見れば、私の父よりも若く、

[funaki_naoto]

「人が思想の結果として一つの、凡庸な側面を持ちながらも普遍に達する驚くべき実例」

[jiangmin-alt]

岩波書店, 共産党

[kanototori]

「その訪中の過程の思い出と、後に「洗脳」が解けて見る考察が対比」

[nijuusannmiri]

「青春をかけて中国友好にかけた夢が悪夢であったことに、1970年代半ばに気がつき、そして天安門事件で完全に覚めた物語/中国共産党という悪夢に目覚め、なお中国人に本当の友好を堅持することができた希有な記録」

[westerndog]

「長島氏の「洗脳」が溶け始めたのは、しかし、こうした共産党や社会主義の変容の余波というより、1971年のニクソンショックによるものだったようだ」

[guldeen]

大躍進・文革って要は「指導部での内ゲバ」を非科学的イデオロギーで扇動・糊塗したものだし、それに伴う破壊行為が結果的に文明・生活知識の断絶を招いてるわけでなぁ…／思想統制してる国との付合いは、要注意。

[sasa0451]

面白そうなので買ってみる

[arajin]

岩波は共産党。

[nomurahideto]

RT 「余談になるが私はそうした影響を抜けても、10代の終わり、楊名時先生に太極拳を2年ほど学んだ。」「楊先生は穏和なかただったが、太極拳の真贋は見抜いていた。」「先生の模範は武術の陰をきちんともっていた。」

[TrueSevenTH]

この本は実際に、自分の目で見て、読んで、確かめてみる必要がある気がした。

[noharra]

「洗脳」が解けるにつれ、工作的な友好ではない真の友好へと尽力され、その過程で北朝鮮拉致問題にも関わるようになる。こうした真摯な姿勢には頭の下がる思い。中国国家北朝鮮国家への批判遠慮だけが左翼ではない！

[mori99]

ある程度の歳を重ねると時代の流れの凄まじさが実感されてくる。今の時代の中で後から洗脳といわれるのはどれだろう。

[katow]

>（本記載抜粋）私は、ある意味で安心した。私などよりはるかに優れた知性をお持ちだろうこういう人々も、中国にイカレて帰って来たのだ。>興味わいた。買って読む。