左腕のスキ見逃さず…習志野、奇襲本盗だ （読売新聞） - Yahoo!ニュース

習志野６―１静岡（全国高校野球・１回戦＝７日）――ともに甲子園優勝経験を持つ名門公立校の対決。 緊迫の一戦を決したのは、習志野が繰り出した「想定外」のホームスチールだった。 七回、習志野が１点を勝ち越し、さらに二死満塁の好機で、打席には右打者の４番松山。１球目のファウルの後、三塁走者の宮内主将に小林監督が送ったサインは、「行けたら行け」。 ここまで、静岡の左腕・原崎は、一塁走者を執拗(しつよう)にけん制する反面、背中側の二、三塁への警戒は薄かった。「一度もこっちを見ないし、フォームも大きい。これなら行ける」。いつもより１歩大きくリードを取り、「その時」を待った。 ２球目、原崎の右足が上がった瞬間、宮内がちゅうちょなくスタートを切る。「セーフティースクイズか」。静岡の捕手・佐野が即座に外へボールを外させた分、わずかにタッチが遅れた。頭から飛び込んだ宮内の両手は、一瞬先にしっかり本塁を

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左腕のスキ見逃さず…習志野、奇襲本盗だ