日米欧“三角関係” ユーロ暴落懸念、米追加緩和で円にとばっちり （産経新聞） - Yahoo!ニュース

外国為替市場で再び円高圧力が高まってきた。最大の原因は、ギリシャ国債のデフォルト（債務不履行）に加え、イタリアやスペインへの飛び火が懸念される欧州の財政危機だ。欧州のユーロから逃げ出した投資マネーが、円とドルに流入。さらに米国の追加金融緩和の観測を背景にドルからも円に資金が流れ込んでいる。日米欧の通貨の“三角関係”によって、円がとばっちりを受けるという構図だ。 「市場はユーロ暴落のリスクを意識し始めた」 大手銀行の外為ディーラーは、警戒感をあらわにする。 市場を揺さぶったギリシャのデフォルト危機は、１６、１７日にポーランドで開かれた欧州連合（ＥＵ）の財務相会合で、追加融資の実施で合意し、ひとまず回避された。だが、１９日に米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）がイタリア国債を格下げしたことで、より巨額の債務を抱える国への波及不安が一気に広がった。 債務悪化国の国債の値下

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