下水熱利用エコ暖房 仙台の施設復旧策、市・国が導入検討 （河北新報） - Yahoo!ニュース

東日本大震災で被災した仙台市の下水処理施設の復旧策の一環として、市や国などが下水管から直接熱エネルギーを回収するシステムの導入を検討していることが３０日、明らかになった。復興公営住宅や仮設住宅での給湯、暖房、融雪といった利用を念頭に置き、実現に向けた調査を進める。 青葉区のフォレスト仙台で同日開かれた国土交通省の下水道地震・津波対策技術検討委員会分科会の第１回現地会議で示された。積水化学工業（大阪市）の提案で、実現すれば全国初。国交省が本年度中に事業化が可能かどうか調査を行う。 提案によると、下水管の内部に熱交換器を取り付け、下水の熱で、媒介となる不凍液を温める。市内の下水の温度は、平均１５〜２０度程度で、年間を通してほぼ一定に保たれているため、安定的な熱源となる。仙台市は、需要期の冬場に外気温と水温の差が大きい地域特性があり、効率的な熱交換ができるという。 システムの導入により、給

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下水熱利用エコ暖房　仙台の施設復旧策、市・国が導入検討