「中国は信頼できる後ろ盾」 中国紙が党、政府の意向を代弁？ （産経新聞） - Yahoo!ニュース

【北京＝川越一】北朝鮮の金正日総書記の突然の死去を受け、中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報は２０日付で「中国は朝鮮の安定（権力）移行の信頼できる後ろ盾」と題する社説を掲載し、米国の動向を睨みながら、北朝鮮に対する影響力拡大をうかがう党、政府の意向を代弁した。 社説は「一部国家は北朝鮮の権力移行期を地域の戦略的構造を変える契機と見ている。北朝鮮と地域戦略の安定は試練に直面している」と指摘。その上で、「中国は断固として北朝鮮の自主独立を守り、権力移行が外部の妨害を受けないよう保障しなければならない」と主張した。 「一部の国家」「外部」が、米国や韓国、日本を指しているのは明らか。中国は、金正恩後継体制を自らの望む形に導くため、米国などの干渉を抑止する心づもりだ。核問題などで「少なからぬ面倒」（同紙）を被っていても、北朝鮮を取り巻く政治情勢の中で主導的な立場は手放せない。

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「中国は信頼できる後ろ盾」　中国紙が党、政府の意向を代弁？