「地の乳房」挿絵展：渡辺淳さん作品、若州一滴文庫で展示 ／福井 （毎日新聞） - Yahoo!ニュース

おおい町在住の日展画家、渡辺淳（すなお）さん（８０）が、同郷の作家、水上勉の新聞連載小説「地の乳房」向けに描いた挿絵展が、同町岡田の若州一滴文庫で開かれている。水上の熱心な依頼に応え、渡辺さんが初めて手掛けた新聞連載の原画３７点を紹介している。 渡辺さんは地元の佐分利川に生えるヨシで手作りしたペンを使い、墨で躍動感ある挿絵を描いた。長野県で執筆していた水上の原稿を編集担当者が現地から逐一電話で読み上げることもあり、表現内容を聴いて即興で情景をイメージしながら連日制作に打ち込んだという。 地の乳房は若狭の地に生きた女性「愛」の一生を描いた物語。主人公晩年の昭和４０年代の描写では原発問題も扱われる。１９８１年に主要ブロック紙に計２７４回連載され、劇団青年座により舞台作品にもなった。 年代を追って渡辺さんの作品を紹介する連続企画展の一環で、今回の展示は３月１２日まで。同４日には渡辺さんのト

[news_creeper]

「地の乳房」挿絵展：渡辺淳さん作品、若州一滴文庫で展示　／福井