アフガンの英雄犬 手違いで安楽死：社会：スポーツ報知

アフガンの英雄犬 手違いで安楽死 今年２月、アフガニスタンの米軍兵舎で自爆テロ犯から約５０人の兵士の命を救い「英雄」として米国に迎えられた犬が、野犬収容施設の手違いによって安楽死させられ、全米で波紋を呼んでいる。１９日付の米紙ニューヨーク・タイムズが報道したほか、インターネット上では死なせた職員に対する怒りの声が上がり、動物安楽死への批判の議論にも発展している。 身をていして兵士の命を救った１頭の犬の死が、全米を嘆き悲しませている。メスのシェパード系雑種の名は「ターゲット」。穏やかな顔で戦火の中を生きた「英雄」は、誤った判断によって命を失った。 ニューヨーク・タイムズ紙などによると、ターゲットは、アフガニスタンのパキスタン国境付近にいた野良犬だった。名前もなかった犬は、今年２月に戦場で起こした奇跡によって一躍、全米のヒーローとなる。 米軍兵舎に過激派の自爆テロ犯が爆弾を抱えて侵入しようとし