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【連載もの】ぼんやり京都(10) | ホホホ座
【連載もの】ぼんやり京都(10) 例年であれば、桜も咲いている4月初めの哲学の道。今年のつぼみは鋼鉄... 【連載もの】ぼんやり京都(10) 例年であれば、桜も咲いている4月初めの哲学の道。今年のつぼみは鋼鉄のように硬く、一分も咲いていない。京都観光がっかり度数が急上昇するなか、いつものように散歩をしていると、不意に鼻腔を襲う死臭、どこかに小動物の死体があるのかもしれない。 桜と死体と言えば、檸檬爆弾魔こと梶井基次郎。 桜の美しさを信じられず、「桜の樹の下には屍体が埋まっている」と思うことによって、その美しさを信じようとした。美しいものへの畏れ、自己の美意識に対する不安が詩的に表現された名作である。 梶井は今でいう「中二病」の権化のような人なので、センシティブすぎる感性が生み出した妄想は、確かに異常ではある。しかし、要はこの小説、ちょっと視点を変えれば、桜に大騒ぎする世間に乗り切れない自分を正当化しているだけ。とも言なくはない。 日本全国の桜の名所、そのほとんどは人間が人工的に作り出した風景だ。
2018/04/08 リンク