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全身が管だらけ、目からも出血、病室は悪臭…71歳医師が今も悔やむ、自ら延命治療を施した患者の最期
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全身が管だらけ、目からも出血、病室は悪臭…71歳医師が今も悔やむ、自ら延命治療を施した患者の最期
麻酔科医は手術のときに麻酔をかけ、手術中は患者の状態を管理するので、言わば傍観者として手術を見る... 麻酔科医は手術のときに麻酔をかけ、手術中は患者の状態を管理するので、言わば傍観者として手術を見る。外科だけでなく、整形外科、脳外科、産婦人科、泌尿器科など、あらゆる手術に立ち会う。 すると、執刀医の上手下手、丁寧さや積極性の度合いがよく見える。中には手術の遅い医者、杜撰な手術をする者、がんの手術を適当に切り上げる者などもいた。私は若かったから、そんな医者に苛立ち、批判的な目を向けた。 2年後、外科にもどり、自分が手術をする立場になった。そこで知った現実に、それまでの私の批判がいかに的外れであるかを思い知らされた。 病院実習で見た乳がんの手術では、鎖骨をはずすと開胸(胸腔を開く手術)になる危険性があり、手術が大がかりになりすぎるので、そんな危険を冒すより、術後の放射線や抗がん剤、ホルモン療法で対応するほうが、よほど患者の利益になるのだった。 手術が遅く見えたのは、がんが血管に癒着していたり、

