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“対岸の火事”に過ぎぬジカ熱 緊急事態宣言するWHOの真意とは
日本時間の2月2日未明、WHO(世界保健機関)は中南米を中心に感染拡大を広げているジカ熱の流行に対し「緊... 日本時間の2月2日未明、WHO(世界保健機関)は中南米を中心に感染拡大を広げているジカ熱の流行に対し「緊急事態宣言」を出した。 WHOと言えば2003年にSARS(重症呼吸器感染症)の世界的な流行を食い止めて、プレゼンスを上げた国連専門機関。しかし、2009年の新型インフルエンザには、早々に「パンデミック」を宣言して空振りし、メーカーに緊急で製造させたワクチンが世界中でだぶついて問題に。その反省を踏まえて対応した2014年のエボラ出血熱では、感染が西アフリカに広く拡大してからの緊急事態宣言で「対応が遅すぎる」との強い批判を浴びた。 未知の病原体の流行パターン予測は、天気予報以上の当たり外れがある。古巣だからと擁護するわけではないが、扱っている相手が相手だけに、対応が早くても遅くても批判されるWHOに筆者も少々同情する。 ジカウイルスは無害とみなされていたが…… ジカ熱は2014年に日本でも
2016/02/04 リンク