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渋柿庵日乗 七八
東日本大震災から半年が経過し、ガレキ処理に新たな動きが出てきた。これまで は一次仮置場への移動を最... 東日本大震災から半年が経過し、ガレキ処理に新たな動きが出てきた。これまで は一次仮置場への移動を最優先にしてきたが、ようやく処理が本格的に始まった。 仙台市では、仮設焼却炉が稼働を開始した。宮城県に処理を委託した石巻市や気仙 沼市などでは、処理を受注するゼネコンが決まった。太平洋セメント大船渡工場は 被災した2000トン級セメント焼成キルンを廃棄物専焼炉にして、大船渡市や岩 手県から処理を受注することとした。宮古市から東京都へのJR貨物による広域搬 出も始まった。このように自力処理、委託処理、広域処理がそれぞれに形を現した わけだが、このばらばら感は何故だろう。 国に指導力があればと期待するのは気の毒だ。環境省には自治体に代わってガレ キを処理する実力なんてない。8月に成立したガレキ国直轄処理法は、いまのとこ ろ空砲ならぬ空法に終わってしまいそうだが、放射能汚染で動きがとれない福島県 だけ
2012/02/27 リンク