ITpro SPECIAL - SaaSが透過する「日本IT界の脆弱性」見えてきた課題をいかに克服するか

日本における情報システム開発の主流だったカスタムメイドという手法は，いま大きな岐路に立たされている。１つには，“自前主義”の意識が薄れつつあること。また，グローバル競争の中でコスト削減の圧力は強まっており，技術者の確保も難しくなっている。その一方で，ソフトウエア部品を活用するための技術やコンセプトは次第に成熟しつつある。その代表がSOAやSaaSだろう。日本企業の情報システムはいまどの地点にあり，これからどこに向かうのか。アクセンチュア代表取締役社長の程近智氏に聞いた。（聞き手＝ITpro発行人 浅見直樹） ――いま，ITを巡る状況は大きく変化しつつあります。SOAやSaaS，BPOなどへの注目が高まっています。かつて主流だった“自前主義”は終焉に向かい，何でも自前で所有したいという考え方は，ずいぶんと薄れてきたのではないでしょうか。新しいテクノロジーと，それを受け入れる企業文化の変化。こ

[raitu]

//翻って日本の状況を見ると，権限はないのに責任だけは負わされるCIOが少なくありません。単なる部門間の調整役になっているCIOも多いのではないでしょうか。 //

[takayukii]

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