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苫野一徳Blog(哲学・教育学名著紹介・解説): ヘーゲル『精神現象学』(その1)
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苫野一徳Blog(哲学・教育学名著紹介・解説): ヘーゲル『精神現象学』(その1)
哲学史上、最も難解な書といっていい。 独自の「ヘーゲル語」ともいうべき文法に精通しなければ、数行読... 哲学史上、最も難解な書といっていい。 独自の「ヘーゲル語」ともいうべき文法に精通しなければ、数行読むことさえできないような代物だ。哲学好きの人にとっては、人生で一度はチャレンジしてみたいある意味永遠の憧れであり、また眼前にそびえ立つ憎き(?)ヘーゲル哲学の牙城ともいえるだろう。 さて、しかしわたしの考えでは、本書はまた、哲学史上最高に豊富な内容と洞察に溢れたものでもある。 ヘーゲルは本書で、人間の精神(意識)はどのように成長するか、そのプロセスを、素朴な感覚の段階から「絶対知」に至るまで、克明に描き出した。 「絶対知」というと、全知全能の神の知というイメージを抱くかもしれない。 実際、ヘーゲルにはそのような構えがないわけではない。 人間の精神は「絶対精神」(=神)の精神を分有したものであり、これを歴史を通して実現していく、というのがヘーゲル哲学体系における物語(フィクション)だ。 わたしの