中国の経済成長：理性と感情の是非 JBpress(日本ビジネスプレス)

中国北部ではこの週末、何千人もの中国人観光客がハルビンの有名な氷の祭典に押し寄せ、1人当たり25ドル払って、巨大な氷の塊で作られた万里の長城や紫禁城のレプリカを見て回った。 中国の新たな中間層が休日を楽しむ光景は、昨年大多数の国の経済が脆くも崩れ去る中で8.5％の成長を達成した中国経済の活力を示す、およそ科学的とは言えないが強い印象を残す証拠だった。 今年は輸出が持ち直す一方、記録的な投資が続くと見られるため、中国経済が成長ペースをさらに速め、少なくとも9.5％の成長を達成するというのがコンセンサスとなっている。だが、ハルビンの氷の宮殿のように、見た目には強固な中国経済が早晩氷解する運命にあると警告する反対派がかなりいる。彼らは正しいのだろうか？ MF Global FXA 証券のストラテジスト、ニコラス・スミス氏は、こうした懐疑的な立場をうまく表現している。「眩いばかりのマネーサプライの

[fragilee]

2010年1月21日付 英フィナンシャル・タイムズ紙