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僕の生涯を不幸にした無二の恩人
初めて見るんだが、動画というのは生々しいね、写真と違って。 芥川は佐藤春夫の前でこんな風に煙草をふ... 初めて見るんだが、動画というのは生々しいね、写真と違って。 芥川は佐藤春夫の前でこんな風に煙草をふかし続けて喋り続けたんだろう。 今年の一月中旬であつた。或る夕刻、飄然と僕を訪れた彼は、その日の午後五時半から、翌日の午前三時近くまで僕の家に居た。十年間の交遊の間で僕が最も密接に彼に觸れ得たのはこの一夜であつた。彼は彼として出來るだけ裸體に近くなつて彼の生涯と藝術とについて僕に語つた。(佐藤春夫『芥川龍之介を哭す』初出:「中央公論 第九号」1927(昭和2)年9月1日発行) 「若し僕が死んだならば、覚えて置いてくれ給へ、誄を書くのは君なのだからね」 自分はそれに対して出来るだけ正直に自分は彼の芸術を悉く賛成することは出来ないし充分なものとは思はないけれども彼が芸術に注いだ熱情とまた何事を為さうとしたかと云ふ意向とは充分に之を了解する積りだと答へると、彼はそれで満足すると云つた。冬の夜は更けて