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治療者の自己開示(5)
一般に古典的な分析的治療における患者治療者関係は「不平等」で「一方に傾いている」(Greenson,1967)... 一般に古典的な分析的治療における患者治療者関係は「不平等」で「一方に傾いている」(Greenson,1967)といわれる。すなわち患者が自分のことについて自由連想することが分析における基本原則である一方、治療者は分析の隠れ身に守られて姿をあらわさない。この通常の人間関係とはかなり異なった、いわば人為的な二者関係の設定は、それが生み出す治療的意義は別にしても、多くの人にとってその継続を困難なものにする可能性がある。この傾向はBのように病態水準の低い症例で特に顕著であるとしても、そうでない場合にも治療同盟を結ぶ上での障害となる可能性がある(Greenson,1967)。病態水準の低い症例に対する支持的療法が、この事情を基盤のひとつとして発展したことについては先に述べた。逆に言えば、この一方向性は、ラポール形成にとっては必ずしも良くないというわけである。ということは、匿名性がBPDにとっては治療