寄付:井笠鉄道労組、沿線市町社協に組合費を ／岡山－ 毎日ｊｐ(毎日新聞)

破産手続きに入った井笠鉄道（笠岡市）の労働組合委員長だった山本文博さん（５８）らは６日、笠岡市社会福祉協議会を訪ね、高橋昌文会長に１０万円を手渡した。「お世話になった地域の役に立てて」と同社路線バス沿線７市町の社協に１０万円ずつ寄付することを先月決めた。 高橋会長が「井笠鉄道が消えるとは夢にも思わなかった。これまでの地域貢献に感謝したい」と述べ、山本さんは「地域のみなさまに支えられた」と話した。他の６市町の社協にも順次、手渡す。 同労組がこれまで積み立てて残った組合費の一部。同社は先月末、全社員を解雇し、委員長だった山本さんだけが財産清算に備えて組合の法人代表として残っている。【小林一彦】