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寄稿:追悼 文芸評論家・福田和也さん 批評とは一個の作品である=富岡幸一郎(文芸評論家) | 毎日新聞
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寄稿:追悼 文芸評論家・福田和也さん 批評とは一個の作品である=富岡幸一郎(文芸評論家) | 毎日新聞
福田和也氏が体調を崩しているとは聞いていた。個人的な交友はなかったので、コロナ禍の自粛という愚か... 福田和也氏が体調を崩しているとは聞いていた。個人的な交友はなかったので、コロナ禍の自粛という愚かな状況を逆手に取って街の老舗などを食べ歩く『保守とは横丁の蕎麦屋(そばや)を守ることである』との一冊を手にして驚いた。ゲッそりと痩せた本人の写真である。私が知っていた福田氏は丸顔で恰幅(かっぷく)がいい、常に何かを放射せずにはいられないようなそんな熱情の人だったからだ。 西部邁氏が主宰した雑誌『発言者』の企画で何度か会ったり、何よりも印象に残っているのは文芸雑誌『新潮』で一九九五年に行い私も参加した現代作家の作品(小説)を俎上(そじょう)に載せての座談会である。福田氏をはじめ何人かの文芸批評家が当時の新鋭作家からベテラン、長老の作家の作品を容赦なく批評した。八〇年代後半からのバブル経済が自壊し、この国の永い崩落の時代が始まっていたが、文壇では一部の権威ある作家が…