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今週の本棚:若島正・評 『幽霊』=イーディス・ウォートン著 - 毎日jp(毎日新聞)
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今週の本棚:若島正・評 『幽霊』=イーディス・ウォートン著 - 毎日jp(毎日新聞)
(作品社・2520円) ◇絶筆となった短篇の荒涼たる心象風景 「あちらの外の世界では、摩天楼、広告、... (作品社・2520円) ◇絶筆となった短篇の荒涼たる心象風景 「あちらの外の世界では、摩天楼、広告、ラジオ、飛行機、映画、自動車など二十世紀のすべてのものがあるわ。でもここのドアの向こう側にはわたしに説明できないものがある。二十世紀のものとは結びつかない、この世の始まるころからある、古く、人生そのもののように謎めいた……ばかばかしい! 何を心配しているの?」 『無垢の時代』や『歓楽の家』の作者として知られる、二十世紀前半のアメリカ文学を代表する女性作家の一人であるイーディス・ウォートンの短篇集『幽霊』に収められた、アンソロジー・ピースとも呼ぶべき名品「柘榴(ざくろ)の種」で、女主人公であるシャーロット・アシュビーはわが家の入り口の階段のところで立ち止まり、こう考える。ようやく勇気を出して中に入ると、玄関ホールのテーブルの上に手紙がある。女性の筆跡で、宛名(あてな)には夫の名前が書かれた、い