日立：鉄道事業を大幅拡大「世界３強へ」 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

日立製作所は２９日、車両の製造や保守、運行管理システムなど鉄道事業の売上高を１５年度に、現在（０８年度で約１７６７億円）の約２倍の３５００億円に拡大する計画を発表した。環境対応を背景に高速鉄道の整備が加速する欧米や新興国での海外受注を拡大するのが柱で、海外事業比率を現在の約２５％から６０％に向上。車両の納入だけでなく、保守や運行管理なども含めた一括受注体制を強化し、鉄道事業の営業利益率を現在の５％前後から８％に引き上げることも目指す。 日立は０９年３月期に製造業で過去最大の７８７３億円の連結最終赤字を計上。１０年３月期も２１００億円の最終赤字の見込みで、上場来初の通期無配に転落した。このため、ＩＴ（情報技術）と環境関連事業を組み合わせた「社会イノベーション（革新）事業」に経営資源を集中。中でも、英国で高速鉄道車両１７４両の納入と保守を計７００億円で受注し、中国でも現地企業と共同で信号・列車

[katamachi]

海外事業比率を現在の約２５％から６０％に向上