制約が自由を感覚させる - レジデント初期研修用資料

自由が行き過ぎるとテキストになる 次世代のインターネットだとか、ユーザーの自由度が極めて高いだとか宣伝された 「セカンドライフ」は、むしろ不自由な世界だったのだろうと思う。 セカンドライフ世界では、ユーザーは街を歩けるし、誰とでも会話が楽しめるし、 いろんな品物を購入できて、空だって飛べる。たしかに何でもできるんだけれど、 ユーザーの自由度をもっと増して、たとえばユーザーが「壁抜け」自由になって、 「テレパシー」機能が実装されて、会話が全て盗聴できるようになったなら、 ユーザーにはもはや、「歩く」だとか「飛ぶ」、会話をするために誰かに近づいたり、 街の中で誰かを捜すといった行為に、理由がなくなってしまう。 自由度が増すと、ユーザーを取り巻く世界は、だんだんとその意味を失っていく。 ユーザーは歩けるし飛べるけれど、遠くが見えないし、壁を抜けることもできない、 そんなセカンドライフ世界から始ま

[raimon49]

＞「何でもできる」ことは、多様性を殺してしまう。

[shigeo2]

「多様性を担保するものは、自由さそれ自体よりも、むしろ制約デザインの巧妙さなんだろうと思う。」

[rajendra]

人間は床がないと歩けないんだぜ的な話。たまに床は壁になったりする。

[physician]

なんつうの？法律とその穴みたいな話？いかにして合法的に脱税するか？みたいな話？違うか...

[k-takahashi]

『実際の制約の少なさと、ユーザーの感覚する自由さとは、たぶん同じ方向を向いていない』『世界を一連の制約としてデザイン』『意味のある選択枝が、他のゲームよりも多く』

[taro-r]

その自由はlibertyじゃなくてfreedomなんだと思う。

[kkbt2]

まさにその通りかと。自由に見える子供は、自分で勝手に制約を設定して遊んでいる

[toryu_rin]

SLは場を共有しなければならないのが最大の特徴かつ目的かつ制約。「自由は不自由の際に生ず」by 福澤諭吉

[mentaiFrance]

相変わらず面白い視点

[campy]

"感覚させる"

[kagakaoru]

無重力の不自由さと重力の意味を知ったことが大きいのかと個人的には思ってる。id:delcossさん、ドストエフスキーだとどれでこういう制約の話を読めますか？

[k-8]

初代ルナティックドーンを思い出す。制限の中で新しく遊びを考えるほうが楽しい。

[jt_noSke]

自由すぎる日本語に制約を課して得られる自由、それがダジャレである

[wordart]

僕はきっと、文法という制約が何かの自由を感覚させてくれるから、校正をやってるんだろう。

[delcoss]

ドストエフスキーあたりから、ひょっとするともっと前から言われ尽くされてることだな。

[mangakoji]

自由はない、より自由がある。常に比較級だと思うよ

[hatayasan]

「「何でもできる」ことは、多様性を殺してしまう。」グラディウスの喩えが非常にわかりやすい。雨だと寒くて冬だと凍えるバイクにクルマよりも自由を感じるのは、バイクがある意味で制約された乗り物だからなのか。

[memecy]

自由：「有意味な選択肢が存在すること」/自由を感じられない：「実質的な選択肢が限定されていること」/自由度が高い：「実質的な選択肢が多数存在すること」

[medtoolz]

ウルティマオンラインもセカンドライフもGTA もやったことがない。見当外れのこと書いてたらごめんなさい。

[uruloki]

"デザインされた制約が自由を作る"UOの事が頭に浮かんだ。/スタックオブジェクトで内装とか、バッグボールとか、PITとか。/貴族狩りとか、PKガッカリとか、TENPAIのゲーム内詐欺もそうか。書いてて懐かしくなってきた。