手段としての謝罪 - レジデント初期研修用資料

「医療コミュニケーション」の考えかたみたいなのをまとめる機会が今後あったとして、やっぱり「謝罪」というものの扱いかたが、特徴というか、鍵になるような気がする。 元検事は謝らなかった えん罪事件の元検事が、「謝らない」ことで、ずいぶん叩かれてた。 元検事の「謝らない」というやりかたは、たとえば検察側に何かものすごい深謀遠慮があって、今あえて謝罪を拒否しているということでは無いような気がする。あれはむしろ、検察の側に「謝罪を中間手続きとして折り込んだ交渉戦略」が用意されていなかったものだから、謝罪を決断するタイミングを逃してしまったのだと思う。あの場所で、えん罪でをかぶせられた人の不快感に対して、一言「ごめんなさい」と言ったところで、それが一人歩きする可能性は低いだろうし、たとえば相手側の弁護士がそこで言質を取りに来ても、それを切り返すことは、そんなに難しくない。 謝罪という行為を、そこで「終

[kubomi]

"あくまでも「治癒」を目指すなら、相手の「感情にごめんなさい」、あるいは「疑念にごめんなさい」と、医療者側の「技術的にごめんなさい」とを、分けたほうがいい。"

[tetzl]

「謝罪を中間手続きとして折り込んだ交渉戦略」

[roku-pitan]

交渉術のひとつ[SJ][術]

[hirokiroki]

誤り方について

[SavingThrow]

"謝罪は事実から感情を切り離すための刃物。患者の心に疑念がわき起こった瞬間、感情に対してごめんなさいを宣言して、医学的には教科書どおりの治療であることを請けあうと、疑念が怒りに発展するのを阻止できる。"

[kodaif]

"拒否しているということでは無いような気がする。あれはむしろ、検察の側に「謝罪を中間手続きとして折り込んだ交渉戦略」が用意されていなかったものだから、謝罪を決断するタイミングを逃してしまったのだと思う"

[Donca]

 手段としての謝罪

[kiku-chan]

「謝罪というのは事実から感情を切り離すための刃物」　タイミングだけではなくて、相手を不快にさせずかといってこちら側に過剰に不利益にならない謝り方を知りたい／自分は「沸点が高い」ほうらしいから特に

[esbee]

単純化しないと運用は難しいのでは。『説明下手かもしれないけどごめんなさい』とか、小さい謝罪を積み上げて、全体として『謝りもしない人間』ではないとした方がわかりやすい気がする。ただ腰の低い人になりそうだ

[and_hyphen]

ものすごく考えてしまう。「感情にごめんなさい」と「技術にごめんなさい」を分けるって物凄く難しい。全てが感情に収斂しがちになるから

[p_shirokuma]

実際、謝り方は非常にデリケートな技術だと思う。意識するに値する分野だ。

[hokuto-hei]

『ある種の職業、状況においては、「ごめん」は単なる道具』

[medtoolz]

「謝りかた」とか「頭の下げかた」に言及している本は少ない印象

[physician]

気の重い病状説明が近々待っているのだが...