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あんまり注目されていない科学ニュース 生殖細胞の性別を決める遺伝子 定説を覆す発見 基礎生物研
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あんまり注目されていない科学ニュース 生殖細胞の性別を決める遺伝子 定説を覆す発見 基礎生物研
自然科学研究機構基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)のグループが、生物の生殖細胞の性別を決める遺伝子... 自然科学研究機構基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)のグループが、生物の生殖細胞の性別を決める遺伝子を世界で初めて発見し、八日付の米国科学誌「サイエンス」電子版で発表した。 基生研の小林悟教授(発生学)、橋山一哉研究員(同)らのグループは、ショウジョウバエの細胞の核にある約一万六千個の遺伝子を解析。その中のSxl(エスエックスエル)と呼ばれる遺伝子が雌の生殖細胞では活性化してタンパク質を作り出しているものの、雄の細胞では働いていないことを突き止めた。 雄の細胞のSxlを人為的に活性化すると、本来精子になるはずの細胞が卵子に変化する「雌化」が起き、性を決定する遺伝子の働きが裏付けられた。これまで、同細胞の雌雄を決める遺伝子は見つかっていなかった。 小林教授によると、アニメ映画「ファインディング・ニモ」に登場するカクレクマノミなど魚類では、成長後の環境で性転換するケースが知られており、何らか