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【シアトル３０日＝Jim Street / MLB.com】三塁ベースコーチにとって最大の悪夢は、強肩でなおかつ正確なスローイングを持つ外野手のいるチームと対戦するときに、一瞬の判断を求められることだ。もしそんな外野手が相手に２人もいたら…。シアトル・マリナーズと対戦するチームは今季、常にそんな状況に置かれている。 ヤンキースのスカウトも「ホセ・ギーエンが右翼、イチローが中堅にいるマリナーズは、今季ここまでで最高の右中間コンビを有している」と言う。実際、ベースコーチが他チームに比べて２倍も打球の行方を気にしなければならないということは、シーズンを通じてマリナーズの失点をどれだけ抑えているのか、見当もつかない。 今季はここまでイチローが１補殺、ギーエンはゼロ。だがギーエンはメジャー２年目で１６補殺を記録したように強肩は知れ渡っており、走者は常に進塁に慎重になっている。２７日のカンザスシテ