国鉄 高砂線 : 鉄道写真家 岩堀春夫のblog２

鉄道写真家 岩堀春夫のblog２ 鉄道写真を撮り続けて50年以上。ほかにも陸海空あらゆるジャンルの乗物を撮っています。懐かしい記録写真から、最新作までご覧下さい。 加古川駅から南側の高砂駅までが高砂線で、線路はさらに先の高砂港駅まで伸びていた。途中の野口駅では別府鉄道と連絡し、さらに山陽電気鉄道の高砂駅前には高砂北口駅があり、さらに尾上駅でも連絡していた。とはいえ旅客輸送はそれ程多くなく、貨物輸送の割合が多かった。さらに高砂には国鉄高砂工場があり、入出庫の出入りにも使われていた。この付近には重工業の工場が多く、その前身は陸軍の造兵廠播磨製造所である。 高砂線は加古川駅の北側から出発し、大きなカーブの大築堤で山陽本線の南側に向かう。鉄道写真界ではここで夕日のシルエットが有名だった。沿線には鶴林寺という寺もある。短い路線ながら加古川の鉄橋は長く、山陽電車と隣り合っていた。 開通は大正2年で播州