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オバマを揺さぶるクルーグマンの正体
アメリカ経済の先行きを憂い、経営不安のある大手銀行の国有化を拒むオバマ政権をこき下ろし続けるクル... アメリカ経済の先行きを憂い、経営不安のある大手銀行の国有化を拒むオバマ政権をこき下ろし続けるクルーグマン。自らを「生来の反抗者」と呼ぶ彼の毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばする言動を、本誌独占インタビューを交えて読み解く。 権力の批判という仕事には、とかくいかがわしさが付きまとう。批判するには情報が必要で、情報を得るには権力の内側に入り込み、時にすり寄る必要もある。 当然、許されざる一線を踏み越えてしまうこともある。高名な政治評論家のウォルター・リップマンはかつて、大統領の演説原稿作りを手伝い、その演説を自分のコラムで絶賛したものだ。 ポール・クルーグマン(56)はどうか。その経歴を見る限り、文句なしにリベラル派の重鎮と言っていい。ニューヨーク・タイムズ紙にコラムを持ち、プリンストン大学で経済学を教え、ノーベル経済学賞も受賞した。こんな男なら、いつでも政界のカクテルパーティーで自信たっぷりに自
2009/05/29 リンク