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大声で喚け危機の時代
終戦直後の学童の日常を描いたものは、あまり見かけないので、記しておきたい。 学校では、先生が叱らな... 終戦直後の学童の日常を描いたものは、あまり見かけないので、記しておきたい。 学校では、先生が叱らなくなった。いや、相変わらず叱るのだが、ほんの半ヶ月も前のように「ヘナチョコ! そんなことで軍隊に行けるか!」「もっと腕を高く上げい! 天皇陛下バンザイの精神で!」といった罵声は聞かれなくなったので、迫力はグッと目減りした。一時間目のはじまる前に、「大きくなったら、何になるか!」と問われ、一人一人「ハイ! 兵隊さんになります!」と答える必要もなくなった。だいたい、何になるのか、なれるのか、子どもたちには皆目わかからなくなっていた。 教師がなにほどか元気をなくした様子を、最も敏感にとらえたのは、どこの学校にもいる乱暴者だった。学校の内外を、二、三人群れをなして彷徨しながら、「オトコ~なら、なれよアジアの海賊馬賊、いでや行くなら決戦場へ、どうせ行くなら九段坂、オトコ-ならやってみなー」などと放歌高吟