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0847 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
車谷は『赤目四十八瀧心中未遂』(文藝春秋)で直木賞をとったあと、「文學界」で白洲正子(893夜)... 車谷は『赤目四十八瀧心中未遂』(文藝春秋)で直木賞をとったあと、「文學界」で白洲正子(893夜)と“おめでとう対談”をしている。白洲が「私、十何年も前に見っけたんだからね」と例の気っ風のよい口調で話しだすと、車谷が「白洲先生からいただいたその手紙をここに持ってまいりました」と、短篇「吃りの父が歌った軍歌」(本書に所収)に寄せた白洲の手紙を紹介しようとする。車谷が料理場の下働きをやめてセゾンに勤めていたころの作品である。 この対談には白洲のおかげで車谷長吉の「らしさ」がよく引き出されている。たとえば、車谷が「20年間、文章を書いてきてファンレターなるものをいただいたのは一度だけです。それが白洲先生からだから、びっくり仰天です」と言うと、白洲はそれを制して「冗談じゃないわよ。なにしろあなたの文章じゃ、誰も手紙なんか出せないわよ」と言う。そして車谷の文章を「こわい」と一言で批評する。これは絶賛に