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誠実であるほど傷つけてしまう『”文学少女”と繋がれた愚者』野村美月
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誠実であるほど傷つけてしまう『”文学少女”と繋がれた愚者』野村美月
僕は最低な人間だった。いろんな人を傷つけた。だから、誠実であろうと思った。僕が誠実でさえあれば、... 僕は最低な人間だった。いろんな人を傷つけた。だから、誠実であろうと思った。僕が誠実でさえあれば、誰も傷つかないと、そう思っていたのだ。 その考えに疑問を抱いたのは、野村美月先生の『”文学少女”と繋がれた愚者』を読んでからだった。 僕にその本を貸してくれたのは、僕のことを好きだと言ってくれた女の子だ。 『文学少女』シリーズは、文学を愛し、文学を食す文学少女、天野遠子と彼女に振り回される井上心葉を中心に描く作品だ。 日常はコミカルで騒がしいコメディタッチを見せているが、真相が憂鬱でどこまでも暗い展開になっている。透明感のあるイラストも相まってギャップが激しい作品だった。 『繋がれた愚者』はその三冊目だ。一巻の頃から少しずつ登場していた心葉のクラスメイトの芥川を中心にした作品である。 芥川は女生徒にも人気の高い精悍な顔立ちの好青年で、人との関わりを避けている心葉にも付き合いやすい距離を保っている