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6月10日:出産日を血液で診断する(6月8日号Science掲載論文) | AASJホームページ
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6月10日:出産日を血液で診断する(6月8日号Science掲載論文) | AASJホームページ
妊婦さんにとって、出産予定日と、早産リスクの判定は最も重要な情報だ。ウェッブにはこれを計算するツ... 妊婦さんにとって、出産予定日と、早産リスクの判定は最も重要な情報だ。ウェッブにはこれを計算するツールが数多く提供されているが、基本的には最終生理や排卵日から計算する方法で、特に妊婦さんの状態に合わせて決めるわけではない。 我が国ではほとんどの妊婦さんが超音波診断を受け、胎児の一種の座高を測定し、予定日が計算されるが、これはかなり正確だと言っていい。ただ、早産リスクになると、胎児の大きさとは異なるさまざまなファクターが関与するため、内診や経腟超音波検査など、さまざまな検査を合わせて調べられる。検査自体は安全だが、妊婦さんの精神的負担は大きいと思う。 ところが今日紹介する論文を読んで、出産予定日や早産リスクを血液検査だけから診断しようとする試みがあることを初めて知った。既に異なるマーカーを用いる方法が開発されているらしいが、今日紹介するスタンフォード大学にFacebookのザッカーバーグ夫妻が