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通俗日本論の研究⑧:梅原猛『怨霊と縄文』『日本の深層』
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通俗日本論の研究⑧:梅原猛『怨霊と縄文』『日本の深層』
哲学者梅原猛氏の「梅原日本学」には2本の大きな柱がある。1つはこれまでの連載で紹介してきた怨霊史観... 哲学者梅原猛氏の「梅原日本学」には2本の大きな柱がある。1つはこれまでの連載で紹介してきた怨霊史観であり、もう1つは縄文文化への独自の考察である。 梅原氏は日本文化の淵源にはエコロジカルな縄文文化があると主張し、自然と共生した縄文の思想によって、自然の征服という欲望に取りつかれた近代を乗り越えようとした。そうした発想の萌芽は、『怨霊と縄文』(朝日出版社、1979年)に見出すことができる。 『神々の流竄』から始まった梅原氏の古代史探究は、6世紀後半の「聖徳太子論」までさかのぼったが、その時代は中国の思想の影響を受けて開明化された時代であり、「それ以前の日本についてはさっぱりわからない」。「もっと古い日本」、いわば外国文化の影響を受ける以前の“原日本”を追い求めて、梅原氏は縄文文化に着目する。 むろん、日本文化の起源としての縄文文化に注目したのは梅原氏が最初ではない。有名なところでは、哲学者の