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『夜明け (小さな物語:創作ショートストーリー)』
黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人... 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。) 大晦日の夜、地下の改札口でもやはり寒い。今は10時。12時までは待とう。それですべて終わりにする。でも、待ちぼうけをくわされているのは僕だけではないようだ。僕のすぐ横で、まだ少女といってもいいくらいの女性が、僕とおなじくらいの時間をやはり壁にもたれて、誰かを待っている。彼女も僕と同じなのだろうか、来るあてもない誰かを、自分を諦めさせるためだけに待っているのだろうか。 やがて、時計は11時半を指した。あと30分。それで終わりだ。「ずっと、待ってるんですね。」横の女性が呟いた。「うん、たぶん、もうだめかな。」と僕が答えて、僕たちは黙った。11時45分。「いつまで待つつもりですか。」