『非攻兼愛＝墨子の思想と歴史学習』

東大日本史．高野良徳のブログ 東大は歩いて来ない。こちらからアクションを起こさなければ東大には合格の二文字はない！とにかく「センター入試」で90％以上、「前期日本史」で70％以上取ること。全力疾走する受験生の横で「伴走」し、問題解答能力を育成するこのブログを立ち上げた。 紀元前4世紀、中国の戦国時代にこんな話がある。 墨子が宋に仕官していたとき、公輸盤が発明した最新兵器「雲梯」を用いて楚が攻めようとしているのを知り、急ぎ楚を訪れた。 公輸盤は「何か用ですか？」 墨子はこういった。意外な言葉である。 「北方に私を侮る者がいます。どうかあなたの力でその者を殺してくれませんか？」 公輸盤は悦ばなかった。 墨子は報酬を用意し「千金を献上しようではないか。」 公輸盤は「私は「義」を尊ぶ。元々人殺しはできません。」 …墨子は起ちあがって再拝し… 「あなたに「義」があるというならば、どうか聞いてもらいた

[kiyo_hiko]

"己の優れた乗り物を捨てて、隣につまらない車があると、これを盗もうとし、己の錦・あや絹を捨てて、隣にぼろの着物があると、これを盗もうとし、己の米・肉を捨てて、隣に糠・糟があると、これを盗もうとする"